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私は、小さいころから野球が大好きで大学生になった今でも週に1回は大学の友達と野球観戦に行っています。また大学ではマネジメントを学んでいます。その二つの点から今回のBBCのマイナーリーグ球団マネジメント留学は自分にとって間違いなくいい経験になると思い参加しました

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インターン初日、担当の方に球場を案内してもらい、その後は試合観戦をして終わる予定でした。ですが、球場を歩いていると一人の陽気なスタッフに「今日のダンスコンテストに出場してみないか?」と言われました。その時私は、「まだアメリカに来て一日しかたっていないし、見知らぬ地でダンスするなんて」と一瞬ためらいました。しかし私は人前に出て何かをすることは昔から好きだったので、ここは一か八かやってみようと思い、出場しました。

グランドに下りて思いっきりダンスをした結果、見ていたお客さんから「さっきのダンスめちゃくちゃクレイジーで最高だったよ!」と声をかけてもらいました。この時、私は現地の人から認められた気がしてうれしく思ったのと同時にこの留学を有意義なものにするためにも自分からどんどん人前に出て積極的に行動しようと決心しました。そのおかげもあり、終わってみれば球場の分析班でトラックマン(ピッチャーの投げた球を分析する機械)を実際の試合中に操作させてもらえたり、グランドのラインを引いたり、イベント係としてイニング間にお客さんが楽しめる催し事の手伝いをやらせてもらえたりとたくさんの経験をすることができました。

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また今回私達は日本の夏を紹介するという目的で、球場でかき氷を販売するという企画を提案しました。残念ながら企画は採用されませんでした。ですが、そこであきらめずに今度は宿泊先の近くにあるアメリカンフットボールの練習場に来ていたお客さんにかき氷を無料で配布することにしました。その結果、たくさんの人がかき氷という日本の文化に興味を示してもらうことができました。失敗した際に臨機応変に対応できたのがいい結果につながったと思います。


もし、インターネットでこのBBCのマイナーリーグ球団マネジメントを見つけ、少しでも興味を持ったのであれば絶対に行くべきだと思います。特に野球好きの人にはたまらない体験がたくさんできるだけでなく、世界にはいろんな人がいると知り、自分の視野が広がりました。


私はこの留学を通して、日本のスポーツビジネスがアメリカに比べてとても遅れていることがわかりました。この経験を活かし将来は、日本のプロ野球の球団経営に携われる仕事に就き、日本のこの遅れを取り戻せるよう尽力したいと思います。



明治大学2年 和田 奏汰