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この夏休みで周りの多くの友人がインターンに参加することを知り、自分も何かやろうと思いました。その上で、大好きな野球を運営側の立場から見ることができる良い機会だと思い、今回このインターンに申し込みました。


実際にインターンをして一番感じたのは、野球観戦のエンターテインメント的な要素ついてです。日本では応援するのが好きという人が多く、ファン同士で応援歌を歌って盛り上がるために球場を訪れる人が多い印象ですが、アメリカには応援歌も応援グッズも存在しません。アメリカでは、友達とおしゃべりをし、まるでパーティに来たかのように食べたり飲んだりしている人が多かったように思います。それでも共通するのは、盛り上がって楽しみたいということであり、「野球を見る」ことだけが、人々が球場を訪れる目的なのではないことを実感しました。

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試合開始前の入場ゲートでは、グッズやプログラムを手渡しで配布し、チケットをチェックしているおじさんはお客さんと楽しそうに話していました。日本の球場では、入場ゲートのスタッフはチケットを機械的にチェックしているだけなので、このフレンドリーな雰囲気はとても新鮮でした。私たちも配布の手伝いをしましたが、子どもとハイタッチしたり、お客さんにあいさつしたりすることで、ファンとの交流がうまれていることを実感しました。もしかしたら、グッズを配ることより、スタッフが笑顔でフレンドリーに接することの方が、お客さんの満足度は高くなるのかもしれないと思いました。

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企画に関しては、球場のルール上、本来の企画通りかき氷を売ることはできませんでしたが、フォードセンターで偶然会った人たちにかき氷を配ることで、現地の人と交流を持つことができ、人に喜んでもらうことが嬉しいことなのだと実感することができました。

   
私は将来球団職員になりたいと思っています。今回のインターンでは、様々な部署を見せてもらうことで、一つの試合に本当にたくさんの人が色々な立場から関わっていることを知ることができました。今までの野球観戦では、ただ野球を見て、グッズを買うことぐらいにしか注意を払っていませんでした。この1週間で野球の試合を様々な視点から見る経験ができたので、これからは観客の立場からでも出来る限り、プロ野球の試合に関する色々なことを見て知って学んでいけるといいなと思っています。フリスコラフライダースで働く職員の方に話を聞いた際、みんな野球が好きだと言っていました。まずは野球が好きという気持ちを大切に、勉強を続けていきたいです。

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今回は企画ができなかったので直接行動を起こす機会はありませんでしたが、視野を広げることができたのは確実に自分の財産になりました。メジャーリーグを見られるという部分だけに釣られて申し込む人もいるとは思いますが、それだけではない価値をたくさん得ることができる良い機会になると思います。企画をしっかり準備するのはもちろん、現地に行ってからも臨機応変に、積極的に行動することが大切だと思います。

このインターンではとにかくたくさんの素敵な人と出会えます。よそ者の私たちに、とても良く対応してくれました。選手たちもとてもフレンドリーに話しかけてくれました。優しく温かい人たちとたくさん関わることができることもおすすめポイントです。


上智大学2年 高見澤 千咲