【3日目】裏方でもプロフェッショナル

仕事も徐々に慣れてきた優太さん。今日は球団と市の職員2名につきっきりでレクチャーを受けました。選手をサポートする裏方さんたちのプロフェッショナリムズを肌で感じたようです。文章からその興奮が伝わってきます!


今日は朝9時からメジャーとマイナーの両方のフィールドの管理者であるクリスに施設を案内してもらいながらグランド整備を手伝いました。メジャーリーグ以外には、マイナーリーグが5クラス(AAA,AA,A,A+,A-)に分かれていて、100人以上もの選手が在籍しています。球場は全部で4つあり各グラウンドには約30名の選手やコーチ陣がいて、改めてメジャーリーグ球団の組織に驚きました。

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グランドの設営は、選手がスムーズに練習を行えるように、球団職員と市の職員が手際よくフォーメーションを組み道具を設置していきます。バッティングゲージを出して、ゲージの周りで順番を待つ選手がスパイクで芝生を傷めないようにシートを敷くなど、グランドの芝生にここまで気を使って練習を行っているとは、全く想像していませんでした。メジャーリーグでよく見られる綺麗な天然芝は、本当に色々と配慮されながら管理されているのです。

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午前の練習が終わると、午後は試合を控えていたのでお昼休みがありました。お昼は、選手たちが食べるものを食べてもいいよと言われたので選手たちのいる食堂へ。何だかアメリカ映画で見たことがあるようなスパゲッティ。マイナー選手たちの中に並んでお皿に盛っていた姿は、自分でもとても違和感がありました。恐らく選手の人たちには、「こいつ間違えて入ってきているのではないか?」と、思っていたかもしれません。

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午後は、クリスとジョッシュとマイナーリーグの試合を見ながら色々な話をしました。例えば、WBCのチームが一度ジャイアンツの球場を借りて練習したのですが、メディア用のパスを大量に頼まれたとか(オランダのメディアパスは14人分に比べて日本人のメディア用には316人分)、ダグアウトはきれいに片づけてくれるだとか、本当に普段を聞くことのできない「裏話:をたくさん聞かせて頂きました。

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クリスとジョッシュは、グラウンドを管理するプロフェッショナルです。クリスは市の職員として、ジョッシュはジャイアンツの球団職員として、選手が怪我をしないように常に最高の状態のフィールドを用意することが彼らの使命です。

「球場管理なんて簡単でしょ」と思う人も少なくないかと思います。しかし、アメリカでプレーしている選手が口を揃えて言う様に、アメリカのフィールドは細部にまで管理が行き届いています。例えば、グラウンドには湿度と気温を計測するマシンのようなものが埋め込まれていて、クリスは毎日それをパソコン上で確認し、科学的に水分などが行き渡っているかなどをチェックするのです。そして、グラウンドの天然芝は水撒きではなく、実はグラウンドの下を流れている水で水分を補給しているのです。全フィールドに水が行き渡るようにホース、パイプの様なものが設置されています。天然芝ならではの配慮です。

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また、フィールド上の砂にも様々な工夫が施されていました。バッターボックス用の砂、マウンド用の砂、また水分を与えすぎると粘土のように固まってしまう砂など、多くの砂を天候、場所などによって使い分けていたのです。これが、球団の保持している球場ならまだしも、オフシーズンには一般の人も使うことのできる野球場もこのような管理をされているのでから驚きです。そして、ジャイアンツが利用していない時は1時間3ドルとかで借りられるとか・・・。やはり野球王国はスケールが違います!!こんなに素晴らしいフィールドを誰でが利用できるのは、本当に幸せなことだと思いました。芝生が本当に柔らかいんです!

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ちなみにジョッシュに球場の管理費を聞くと、人件費を抜いても2000~3000万円はかかるとのことでした。それも1つのグラウンドだけでです。